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南イタリアとシチリア島の旅(2008年3月)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はナポリ以南のイタリアの旅です。イタリア南部は北部のローマ、フィレンツェ、ベネチアなどに比べると地味なイメージはありますが、実はそんなことはありません。華やかなナポリの街、古代ローマのポンペイ、世界屈指の景勝海岸アマルフィ―海岸、不思議な家屋のアルベロベロ、岸壁を掘るようにつくられた町並みのマテーラ、そして珠玉のシチリア島の町々と見どころがたくさんです。

 

1日目 成田~ミラノ~ナポリ

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成田空港からアリタリア航空にてミラノ経由で南イタリアの中心都市ナポリへ。到着した時には、現地はもう真っ暗。高台から世界三大夜景と言われるナポリの夜景を楽しみホテルにチェックイン。

                                 (ナポリ泊)

2日目 ナポリ~カプリ島~ナポリ

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【青の洞窟(イメージ)】

午前、ジェットフォイルに乗り青の洞窟で有名なカプリ島へ。船がすごく揺れました。この波だと青の洞窟は入れないなと思いつつも島へ。残念ながら青の洞窟に入ることはできませんでした。

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落ち込むのも時間がもったいないのでカプリの町を散策しました。写真は巨大なレモンです。さすがイタリア、日本のオレンジくらいの大きさのレモンでした。カプリ島の見学後、ナポリに戻ります。

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ナポリにて昼食後、午後は自由行動。私は希望の方とホテルに近い下町地区のスパッカ・ナポリを徒歩で散策しました。その後ホテルに戻ります。

                                 (ナポリ泊)

3日目 ナポリ~ポンペイ~ナポリ~アマルフィ海岸~バーリ

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午前、ナポリ近郊の古代都市ポンペイの遺跡へ。ヴィスヴィオ山の大噴火によって噴火開始からわずか19時間で滅亡してしまった街です。火砕流と火山の噴出物によって街全体は埋もれ、1748年に本格的な発掘がスタートするまで1700年近く、その存在は地中深く眠ることとなっていました。

 

上の写真はかつての横断歩道のようなもの。馬車の車輪がひっかからないようにきちんと考えられています。車輪の轍も残っていました。

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かつてのメインストリート沿いのお店の跡です。当時、死の灰は一気に街を飲み込み、噴火によって命を落とした人々の姿までも、そのままの形で封じ込めていたそうです。死者は約2000人から1万人以上とされています。死者は死んだままの姿で灰の中に埋もれ、肉体が朽ち果てた後もその空洞は残りました。

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人体があった空洞に石膏を流し込むという手法で掘り出した像は、ポンペイ人の石膏像として展示されています。死者の鋳型は、約2000年前の犠牲者の姿がそのままの状態で型どられており、当時の大災害の悲惨さを今に伝えています。

 

その後昼食、そして午後はアマルフィ海岸を通りバーリまでの移動です。世界屈指の景勝海岸アマルフィ海岸は噂通りの美しさです。車窓からの景色、どこを切り取っても絵になる絶景!

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青い海と青い空、美しい町並みのコントラスが素晴らしかったです。途中海岸沿いの小さな町に立ち寄りながら約4時間のドライブを楽しみました。

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上の写真はポジターノの町です。アマルフィ海岸は「世界一美しい海岸」と言われる景勝地で1997年にユネスコの世界遺産に登録されています。途中休憩で立ち寄った町ではたくさんの人々が海岸沿いで日光浴を楽しんでいました。

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アマルフィの町でも休憩。大聖堂見学と町の散策を楽しみました。アマルフィの大聖堂は1000年の歴史を誇り、町はこの大聖堂を囲むように広がっていて、地中海都市特有の坂道と狭い路地が複雑に入り組んでいます。

 

アマルフィ海岸はイタリア半島南部からティレニア海に向けて西から東へ突き出したソレント半島の南岸にあたり、半島の付け根にあたるヴィエトリ・スル・マーレからアマルフィを経て、西にポジターノに至るまでの一帯のことを指しています。

 

アマルフィ海岸を走りきりバーリの街へ。ホテルにチェックイン。
                                 (バーリ泊)

4日目 バーリ~アルベロベロ~マテーラ~コゼンツァ

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午前アルベロベロへ。アルベロベロの見学です。アルベロベロはプッリャ州バーリ県にある、人口約1万1000人の基礎自治体です。こじんまりとした旧市街には写真のようなトゥルッロと呼ばれる伝統的な家屋が約1500件あることで知られています。約1時間半の見学でした。

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トゥルッロの内部はお土産屋さんになっているところも多く中を見学できるのが面白いのです。城壁に円錐型の石積み屋根を載せたこの家屋は16世紀から17世紀にかけて開拓のために集められた農民によって造られたものです。

 

住居や店舗として利用されている景観は貴重であり、アルベロベロのトゥルッロは1996年に世界遺産に登録されています。見学後、バスでマテーラへ。マテーラのレストランで昼食をとり、午後はマテーラの見学。

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午後はマテーラの見学。まずは旧市街全体を見渡せる絶景ポイントへ。マテーラはバジリカータ州にある都市で、その周辺地域を含む人口約6万人の基礎自治体で、マテーラ県の県都にもなっています。

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マテーラの旧市街は、石灰質の岩肌に造られた「サッシ」と呼ばれる洞窟住居があることで有名です。写真のようになだらかな斜面沿いに家屋が岩窟をくり抜いたようにつくられています。マテーラの洞窟住居は1993年に世界遺産に登録されています。

 

マテーラの見学後、一路本日宿泊のコゼンツァへ。到着後、ホテルへチェックイン。
                               (コゼンツァ泊)

5日目 コゼンツァ~メッシーナ海峡~チェファルー~パレルモ 

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【エトナ山:シチリア島メッシーナ海峡近くより撮影】

この日は早朝、一路シチリア島へ向け出発。途中の町で昼食をとりメッシーナ海峡をフェリーで越えました。シチリア島に到着後、早速美しいエトナ山の姿を見る事ができました。

 

エトナ山はシチリア島東部にある活火山でヨーロッパ最大の活火山です。現在の標高は3326mですが山頂付近での噴火により標高は変化し続けています。1865年の標高は2008年の標高より21m高かったとのこと。

 

シチリア島では、まずチェファルーの町へ。

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チェファルーの町の散策を楽しみました。この町はティレニア海に面したリゾートとして有名で、夏にはバカンスのため大勢の人がやってきます。町の三方を海に囲まれているのが特徴です。約1時間散策を楽しみました。

 

かなり余談なのですが、実はこの町を案内してくれた現地英語ガイドの存在が、後に私を英語ガイドにするきっかけとなりました。人生どんな出会いがあり、どんな結果があるかは本当にわからないものです。

 

その後、パレルモへ。到着後、ホテルにチェックイン。          

                                (パレルモ泊)

6日目 パレルモ市内観光

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【パレルモ大聖堂(イメージ)】

本日はパレルモの市内観光です。まずは郊外のモンレアーレ大聖堂へ。

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【モンレアーレ大聖堂(イメージ)】

この日はどうやらデジカメをバス車内に忘れ観光地に行くことが多かったようで写真があまり撮れていないことに13年後の今気づきました。。。モンレアーレ大聖堂はノルマン様式の代表的遺産の一つでパレルモの建築物群と一緒に世界遺産に登録されています。

 

パレルモでは英語ガイドだったため、当時未熟な私は教会内のガイドの説明を訳するのに必死だったことを記憶しています。前もってきちんと勉強していたつもりでしたがなかなか難しかった。。。今思い返すと恥ずかしい限り。。。

 

モンレアーレ大聖堂を見学後、パレルモの大聖堂へ。外観の写真をとり、その後内部へ。

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パレルモの大聖堂内部(イメージ)

パレルモの大聖堂はアラブ・ノルマン様式建でアラブとキリスト教の折衷したすごく珍しい様式です。いまでこそキリスト教とイスラム教はもめているイメージですが、宗教の歴史を考えると共存は可能なんです。

 

この事実を世に伝え平和を願う気持ちもパレルモの建築群が世界遺産に選ばれた理由の一つかもしれません。

 

その後、市内レストランで昼食をすませ午後マッシモ劇場へ。

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マッシモ劇場はイタリア統一を記念して建築家のジョヴァン・バティスタ・バジーレが設計し、その息子エルネストが1897年に完成させたネオクラシック様式の劇場です。客席数3200とイタリアの劇場では最大で、パリとウィーンに次いで大きく、映画ゴットファザーの撮影場所としても知られています。

 

見学後、ホテルに戻りました。ちなみに・・・

 

パラティーナ礼拝堂を見学予定でしたが、内部は修復工事中?(記憶があいまい)だったか入場ができなかったため、外観のみの見学となりました。ちなみにパラティーナ礼拝堂のイメージは以下。

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【パラティーナ大聖堂(イメージ)】

パラティーナ礼拝堂はノルマン王宮内部に残る小さな礼拝堂です。壁一面が金箔モザイクで装飾されており、パレルモで一番美しいと言われています。建設にはノルマン人の到来以前にイタリアを支配していたギリシャ人やイスラム教徒が関ったとされています。

                                (パレルモ泊)

7日目 パレルモ~アグリジェント

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朝、クワットロ・カンティまでお散歩に行きました。ヴィットリオ・エマヌエーレ通りとマクエダ通りの交差点にあるクワットロ・カンティは1608年~1621年にかけて現在のようなバロック様式で建造物が飾られました。

 

4つの角の壁面には像が飾られていて、下から順に四季を寓意した女性の像、スペイン王の像、クラットロ・カンティができた当時のパレルモの守護聖女(聖オリーヴァ、聖アガタ、聖クリスティーナ、聖ニンファ)になっています。

 

午前、パレルモを出発しアグリジェントへ。

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アグリジェント到着後、昼食を市内レストランで済ませアグリジェントの遺跡の見学です。アグリジェントはシチリア島南部にある都市でアグリジェント県の県庁所在地です。

 

古代ギリシャの植民都市アクラガスに起源を持ち、神殿の谷には当時の遺跡が残りユネスコの世界遺産に登録されています。上の写真は神殿の谷で最も保存状態が良いコンコルディア神殿です。

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上の写真は神殿の谷で二番目に保存状態が良いユーノー神殿です。ユーノー神殿は家庭と結婚の守り神に捧げられた壮大な神殿で、結婚の儀式が執り行われていた場所だとか。

 

紀元前5世紀半ば頃に建てられたドリス式神殿で見ごたえがありました。神殿の谷を約2時間かけて見学しました。見学後、ホテルにチェックイン。
                             (アグリジェント泊)

 8日目 アグリジェント~ピアッツァ・アルメリーナ~カルタジローネ~シラクーザ~タオルミナ

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朝アグリジェントを出発しピアッツァ・アルメリーナのカザーレ荘へ。ここはローマ時代3世紀の終わりから4世紀の始めにかけて建てられた当時の貴族の別荘です。中世の時代に後ろの山で土砂崩れが起こったため、何世紀もの間土の中に埋もれていました。

 

屋敷跡の床に残るモザイクが素晴らしかったです。現状維持のためモザイクの写真撮影は禁止されていますが保存状態の良い美しいモザイクを見学することができました。モザイクの絵柄で当時その場所が何に使われていたのか想像できるのが面白かったです。

f:id:life-as-a-guide:20210703202328j:plain遺跡には上からカバーがかけてあり床のモザイクが保護されています。屋敷は正門、玄関、柱廊の中庭、バジリカ、食事の間、温浴室、微温浴室、冷浴室、体育室、雨天体育場、台所、大廊下、家族の寝室、客人の寝室、召使部屋、水洗トイレなどで構成されていて、それらほとんどの床にモザイクが残っています。

 

別荘の周りを1時間でぐるっとまわり見学しました。その後、陶器の町カルタジローネの散策と市内レストランでの昼食を楽しみ午後はシラクーザへ。

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シラクーザの見学です。広大な面積を占めるギリシア劇場は、ヨーロッパ最大の規模で、紀元前5世紀初期に造られました。15000人を収容できたと言われています。

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写真はアンフィテアトルム(ローマ円形闘技場)です。この種の闘技場としてはシチリア島最大で、紀元前1世紀頃、半分は岩をくり抜き、残りは切石を積んでつくられたそうです。シラクーザの古代ローマ遺跡を約1時間半で見学しました。

 

見学後、タオルミナへ。到着後ホテルにチェックイン。

                               (タオルミナ泊)

9日目 タオルミナ市内観光

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タオルミナの市内観光です。タオルミナはシチリア島の他の都市と同様に古代ギリシャおよびローマ帝国の支配下にあり、当時の神殿や遺跡が現在も残っています。

 

古くから親しまれている観光地で「グラン・ブルー」など映画の舞台としても知られています。上の写真は町中からの景色です。背景のエトナ山が綺麗に見えました。

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タオルミナの円形競技場です。ギリシャ時代の紀元前3世紀、タオルミナの町の中で一番見晴らしの良い丘をくり抜いて造られました。劇場を掘り出すのに約100000㎥の岩が持ち出されたそうです。

 

現在の劇場は、ギリシャ劇場の姿のままではなく、古代ローマ時代の1世紀末~3世紀にかけて闘技場に改造されています。直径が109mありシラクーザの劇場に次いで2番目に大きい劇場で、当時タオルミナを支配下においていたシラクーザのヒエロン2世によって建造されたと言われています。

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劇場見学後、タオルミナの町の散策を楽しみました。かわいらしいお土産屋さんなどがたくさんあり、ひやかしながら約2時間のんびり歩きました。上の写真は町中の大聖堂です。2世紀に創建され、バーリの聖ニコラに捧げられています。

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一目見ると城塞のような建築に特徴があります。内部は三廊式の教会でギリシャ劇場にあるタオルミーナ産の花崗岩の円柱が、身廊と側廊を仕切る柱として再利用されています。町の見学後、ホテルに戻りました。                                

                               (タオルミナ泊)

 

10日目 タオルミナ観光(自由行動日)

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この日はタオルミナにて自由行動日でした。希望者と一緒にイソラ・ベッラ湾とカステルモーラへ。写真はイソラ・ベッラ湾です。今回はホテルが湾の近くだったため歩いて訪ねました。

 

上の写真は町中から(高台)の写真です。町に宿泊の場合、イソラ・ベッラにはロープウェイを使い近くまで行くことができます。  

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午後、タクシーでカステルモーラへ。ここはタオルミナの町の背後にある標高528mの山の上にあります。わずかばかりの岩山の上の土地に所狭しと家が立ち並んでいます。ギリシャ時代から、敵が攻めてきたときのためのタオルミナの町の見張り台としての役割を果たしてきたところです。

 

13世紀初頭に城塞が築かれた後はタオルミナの影響を受けつつ町は発展していきました。近年観光地化が進んでいます。

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カステルモーラの町中では散策を楽しんだりカフェに入ってのんびりしたりしました。ホテル、レストラン、ピッツァリア、バール、お土産屋さんなどなど、もはやちょっとした観光地でした。町自体は小さいため30分もあれば散策することができます。タオルミナからタクシーで片道約15€でした。

                               (タオルミナ泊)

11日目、12日目 タオルミナ~ミラノ~成田

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いよいよ帰国日です。早朝ホテルを出て、近くのビーチで朝日を見ました。素晴らしい景色でした。午前、タオルミナの空港へ移動し国内線にてミラノへ。その後成田便に乗り継ぎ帰国の途へ。翌日成田に到着!

                                  (機中泊)

 

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